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巨勢相覧(読み)こせの おうみ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「巨勢相覧」の解説

巨勢相覧 こせの-おうみ

?-? 平安時代中期の画家
巨勢金岡(かなおか)の子といわれる。「源氏物語絵合の巻に文章は紀貫之(きの-つらゆき),挿絵は相覧という「竹取物語絵巻」が登場する。延喜(えんぎ)元年(901)絵所(えどころ)絵師として讃岐少目(さぬきのすないさかん)に任じられた。名は相見ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の巨勢相覧の言及

【巨勢派】より

…中国的主題による唐風の絵画を日本化するさきがけとなった金岡は,また文人貴族と交わり,画家として名声を高めた。その後継者の巨勢相覧(おうみ)は9世紀から10世紀にかけて活躍し,901年(延喜1)絵所の絵師に任ぜられた(《除目大成抄》)。《源氏物語》の〈絵合〉では,《竹取物語絵巻》を彼が描き紀貫之が詞を書いたとされている。…

※「巨勢相覧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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