日本歴史地名大系 「巨勢神社」の解説 巨勢神社こせじんじや 佐賀県:佐賀市巨勢郷牛島村巨勢神社[現在地名]佐賀市巨勢町大字牛島巨勢川のそばにある。巨勢大連・菅原道真・淀姫命・乙姫命の四神を祀る。旧郷社。「肥陽古跡記」によれば「佐嘉郡巨勢郷老松大明神、本地十一面観世音菩薩、後鳥羽院勅願にして筑前太宰府天満宮の末社なり」とある。この老松(おいまつ)大明神が当社のことで、かなり古い神社であったらしく、河上神社文書によれば、文保二年(一三一八)の「肥前国 河上神社雑掌申 免田坪々領主交名事」に「深溝南郷千員」の「十三条新井里十四坪内」の五段の土地と、同じく「千員」の「井辺里廿八坪」にある一町の土地を巨勢大宮司が知行して河上(かわかみ)神社の祭礼に奉仕していたことが記されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by