差し捨つ(読み)さしすつ

精選版 日本国語大辞典 「差し捨つ」の意味・読み・例文・類語

さし‐す・つ【差捨・挿捨】

  1. 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙
  2. ( 「さし」は接頭語 ) 捨てる。放っておく。
    1. [初出の実例]「イッパウノ タイセツヲ saxi(サシ) sutçubeqi(スツベキ) コト カンヨウ ナリ」(出典:コンテムツスムンヂ(捨世録)(1596)二)
    2. 「さては、何事をもさしすてて、安閑無事なるがよいと聞へたぞ」(出典:三体詩素隠抄(1622)二)
  3. 差したままで放っておく。
    1. [初出の実例]「桃の花を手折て酒なき徳利にさし捨(ステ)」(出典:浮世草子好色五人女(1686)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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