精選版 日本国語大辞典 「差し毛」の意味・読み・例文・類語 さし‐げ【差毛・挿毛】 〘 名詞 〙① 動物の毛並で、異なる色の毛がまじること。また、その毛。[初出の実例]「支毛なく漆ぬりけん惣まくり〈雪花〉〈略〉大黒屋の塗桶といへば大津に隠なし。かれは投ると口を明ゆへ也。大坂に濡髪、いづれも支(サシ)毛なき若鳥也」(出典:俳諧・類柑子(1707)下)② 帽子やかぶとにさし立てた羽毛。[初出の実例]「ヰリアムの甲の挿毛のふわふわと風に靡く様」(出典:幻影の盾(1905)〈夏目漱石〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例