差返(読み)さしかえし

精選版 日本国語大辞典の解説

さし‐かえし ‥かへし【差返】

〘名〙
① 天皇から酒杯を賜わった時、その酒を移しかえて飲むのに用いる土器(かわらけ)
※源氏(1001‐14頃)宿木「さしかへし給はりて、おりて、舞踏し給へる程」
② 河川をさかのぼった鮎(あゆ)などが、出水のために一度もとへ押しもどされ、減水につれて再びその河川をさかのぼること。

さし‐かえ・す ‥かへす【差返】

〘他サ五(四)〙 (「さし」は接頭語) もとへ返す。差しもどす。
※とりかへばや(12C後)上「ひきかづきてうづもれいり給ふを、げに心ぐるしくて、きちゃうさしかへしていれつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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