巻巻(読み)まきまき

精選版 日本国語大辞典 「巻巻」の意味・読み・例文・類語

まき‐まき【巻巻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 書物の、もろもろの巻。いろいろの巻。
    1. [初出の実例]「のこりのまきまき、ゆかしがらせ給へど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)絵合)
  3. 紙やひもなど、幾重にも巻いたもの。また、そのような円筒・渦巻き状のもの。
    1. [初出の実例]「真白で、手の甲にも赤い毛があるし、それに、髪がまきまきでね」(出典:唐人お吉(1928)〈十一谷義三郎〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「巻巻」の読み・字形・画数・意味

【巻巻】けんけん

親切・丁寧・忠勤のさま。〔漢書、賈捐之伝〕臣幸にしてひ、言の策をり、忌(きき)の患無し。敢て昧死して卷卷を竭(つく)すを得。

字通「巻」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android