巻縮スフ(読み)けんしゅくスフ(その他表記)crimped staple fibre

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「巻縮スフ」の意味・わかりやすい解説

巻縮スフ
けんしゅくスフ
crimped staple fibre

短繊維 (クリンプ) に品質向上のための化学処理を施したもの。たとえば,ビスコースレーヨンステープルをつくる場合,紡糸の際に紡糸浴の液の硫酸濃度を低く,硫酸ナトリウムの多いものを用い,また緊張紡糸した糸を切ってこれを巻縮浴 (熱湯) に入れると切断面の皮部の厚さが不均整になるため,巻縮を生じる。繊維が巻縮していると,糸や織物にした場合に伸縮性がよく,加工時に可紡効果なども高い。従来はビスコースレーヨンが中心であったが,現在は種々の化学繊維,合成繊維についても巻縮をつける加工が行われており,いずれも巻縮スフまたは巻縮ステープルファイバーと呼ばれている。 (→ビスコース繊維 )

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