ビスコースレーヨン(読み)びすこーすれーよん(英語表記)viscose rayon

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビスコースレーヨン」の意味・わかりやすい解説

ビスコースレーヨン
びすこーすれーよん
viscose rayon

代表的な再生繊維で、人絹ともいう。セルロース(Cell‐OHで示す)原料としてパルプを用い、水酸化ナトリウム(カ性ソーダ)を作用させてアルカリセルロースとし、これに二硫化炭素CS2を加えてセルロースキサントゲン酸ナトリウムにする(の(1))。しばらく放置して、セルロースの分子量を低下させて調製する。この希アルカリ溶液をビスコースという。ビスコースを紡糸ノズルから紡糸浴(希硫酸水溶液)中に射出させ、の(2)の反応でセルロースに再生した繊維をビスコースレーヨンという。このレーヨンの繊維を短く切断したものをステープルファイバー、略してスフという。

垣内 弘]


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ビスコースレーヨン

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