巾瓶(読み)きんびょう

精選版 日本国語大辞典 「巾瓶」の意味・読み・例文・類語

きん‐びょう‥ビャウ【巾瓶・巾缾】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「浄巾浄瓶」の略 ) 仏語。手を拭(ぬぐ)う清浄な布と水を入れる清浄な器。また、禅堂では僧はこれらを常に帯持して、清浄を保たなければならないとされるところから、転じて、師家(しけ)左右に親しく随身すること。
    1. [初出の実例]「巾瓶の僧あまたありといへども、史者失録せり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行持)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android