市ノ江村
いちのえむら
[現在地名]上越市市野江
荒屋村の南に位置し西方を戸野目川が流れる。また重川が流れ、村内で中江用水と合流する。年未詳六月二二日の本願寺顕如印判状、文禄元年(一五九二)と推定される一二月一七日の本願寺教如印判状などの本覚坊文書に村名がみえ、当時真宗門徒の講があったことが知られる。文禄頃の頸城郡絵図に「山岸宮内少輔分此外三方分下いちのへ 下」とみえ、本納二二石八斗七升・縄高四五石六斗一升三合四勺、家二軒・六人。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 