市の聖(読み)イチノヒジリ

デジタル大辞泉 「市の聖」の意味・読み・例文・類語

いち‐の‐ひじり【市の聖】

《町に住んで仏の道を説いたところから》空也くうや上人のこと。市の上人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「市の聖」の意味・読み・例文・類語

いち【市】 の 聖(ひじり)

  1. ( 町の中に住んで人々の間に交わり、大衆に仏の道を説く僧の意から ) 空也異称。市の上人。
    1. [初出の実例]「市の中に住して諸(もろもろ)仏事をすすめ給ふに依りて、市の聖とも聞ゆ」(出典発心集(1216頃か)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android