市河頼房(読み)いちかわ よりふさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市河頼房」の解説

市河頼房 いちかわ-よりふさ

?-? 南北朝-室町時代武将
父助房より信濃(しなの)(長野県)志久見郷などの所領をつぐ。応安元=正平(しょうへい)23年(1368)信濃の守護上杉朝房(ともふさ)のもとで,宇都宮氏綱らがおこした武蔵(むさし)の平一揆(へいいっき)を制圧する。のち出家し興仙と称する。応永6年(1399)小笠原長秀の守護着任をこばむ信濃国一揆(大塔合戦)の際も,守護方としてたたかった。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例