日本歴史地名大系 「市浜村」の解説 市浜村いちはまむら 大分県:臼杵市市浜村[現在地名]臼杵市市浜 上市浜(かみいちはま)・中市浜(なかいちはま)・下市浜(しもいちはま)・中洲(なかす)・新地(しんち)・山の手(やまのて)・双葉(ふたば)・久保(くぼ)・千代田(ちよだ)、前田(まえだ) 山の手臼杵川の下流から河口部左岸に位置し、同川を隔てて南は福良(ふくら)村。慶長一一年(一六〇六)の惣御高頭御帳に市浜とみえ、高三五四石余、村役人は孫三郎・千三郎・孫左衛門・市左衛門。同帳では市江無田村組に所属、寛永一一年(一六三四)の郷村高付帳(臼杵藩政史料)では末広村組に所属とあるが、その後江無田組に属した(万用集)。正保二年(一六四五)の稲葉能登守知行高付帳では高三六六石余(田方一九七石余・畑方一六九石余),うち本高二一八石余・出来高一四七石余。正保郷帳では臼杵庄に属し、田方一一七石余・畑方一〇〇石余。江戸時代後期には免六ツ七歩(「雑録」臼杵藩政史料)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by