市立函館図書館蔵郷土資料分類目録(読み)しりつはこだてとしよかんぞうきようどしりようぶんるいもくろく

日本歴史地名大系 の解説

市立函館図書館蔵郷土資料分類目録
しりつはこだてとしよかんぞうきようどしりようぶんるいもくろく

一五冊 市立函館図書館 昭和四一年―(刊行中)

解説 昭和三九年末現在の資料目録を同四一―四五年に五冊刊行。計八三五頁、索引二七八頁。昭和四〇年以後の増加資料を逐次同四七年以降刊行し、平成一〇年末現在一五冊。ほかに第一六・一七冊を索引として刊行。函館図書館は明治四二年民間有志者が設立・運営した私立函館図書館を始まりとする。経営の中心となった岡田健蔵の努力、維持会員の協力、函館経済人の巨額寄付などによって支えられた。大正五年鉄筋コンクリート造五階建の書庫が完成。大正一五年市立函館図書館設立が認可され、翌昭和二年私立函館図書館の蔵書・資産が市に寄付されて、同三年新図書館が開館した。収書の方針と往時政治・経済上の位置の影響もあって、同館の郷土資料は道内随一の質と量をほこった。その後、北海道庁、北海道大学および道立図書館その他の公立図書館等の整備・充実が進んで、道内の郷土資料・北方資料の活用はいっそう便利となった。目録の分類は「日本十進分類法」を北海道郷土資料にあて、「市立函館図書館郷土資料分類表」として細分したものによる。関係集書のうち石川啄木関係資料は別に「函館図書館蔵啄木文庫資料目録」(坂本龍三編、二冊)がある。ほかに函館港まつり協賛等で開催した資料展目録を「郷土資料目録」として第一集(昭和三二年刊)以下続刊中。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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