市越池(読み)いちごえのいけ

日本歴史地名大系 「市越池」の解説

市越池
いちごえのいけ

[現在地名]広見町永野市

永野市ながのいちの南部の山手にある広見町最大の池。風致・環境もよく、行遊地としても有名であり、とくに汀線の変化が美しい。

墅截」に、市越築池として「高サ四間、土手長四四間、池溝弐千八百廿間、池懸田拾九町余」とある。その築造年代は明らかではないが、「又新田畑壱町九反弐畝余、右之池より懸也」と記され、新田開発を伴っているから、近世初期おそらく正保年間(一六四四―四八)に築造されたのではないかと思われる。明治七年(一八七四)の改修前の池水量は一町歩強、改修後は三町強になったとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む