日本歴史地名大系 「市野保村」の解説 市野保村いちのほむら 兵庫県:揖保郡新宮町市野保村[現在地名]新宮町市野保段之上(だんのうえ)村の西、栗栖(くりす)川右岸に位置し、揖東(いつとう)郡に属した。西は揖西(いつさい)郡善定(ぜんじよう)村。天正一六年(一五八八)七月五日の豊臣秀吉知行方目録(島津家文書)に「いちのほう村」とみえ、島津義久は当村の三二〇石を与えられている。神東(じんとう)郡と記されているが、揖東郡の誤りと考えられる。同年一〇月の島津氏播磨知行方当納分目録案(同文書)には「一乃保村」三一九石余とあり、当納分は一五〇石であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報