市野保村(読み)いちのほむら

日本歴史地名大系 「市野保村」の解説

市野保村
いちのほむら

[現在地名]新宮町市野保

段之上だんのうえ村の西、栗栖くりす川右岸に位置し、揖東いつとう郡に属した。西は揖西いつさい善定ぜんじよう村。天正一六年(一五八八)七月五日の豊臣秀吉知行方目録(島津家文書)に「いちのほう村」とみえ、島津義久は当村の三二〇石を与えられている。神東じんとう郡と記されているが、揖東郡の誤りと考えられる。同年一〇月の島津氏播磨知行方当納分目録案(同文書)には「一乃保村」三一九石余とあり、当納分は一五〇石であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android