布当野(読み)ふたいのの

日本歴史地名大系 「布当野」の解説

布当野
ふたいのの

歌枕。「五代集歌枕」「八雲御抄」に載る。「八雲御抄」が「みかのはら也」と注するように、恭仁京の置かれた瓶原の地であり、恭仁京の内裏は布当宮と称されている。「万葉集」では「布当」を「ふたぎ」と読み、布当の野辺、布当の原、また布当山などが詠まれている。巻六の「讃久邇新京歌二首短歌」の長歌に「春されば岡辺しじに 巌には花咲きををり あなおもしろ布当の原 いと貴大宮所」とあり、その反歌のうちに次の歌がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む