布敷郷(読み)ぬのしきごう

日本歴史地名大系 「布敷郷」の解説

布敷郷
ぬのしきごう

和名抄」所載の郷。同書高山寺本・東急本とも訓を欠く。訓は「大日本地名辞書」によった。現神戸市中央区の布引ぬのびき滝などに呼称が残る。「新撰姓氏録」摂津国皇別にみえる布敷首は当郷を本貫としたものであろう。郷域について「摂津志」は葺屋ふきや庄に比定し、生田いくた熊内くもち中尾なかおなか筒井つつい脇浜わきのはま小野おの新田(以上現神戸市中央区)の諸邑をあて、「大日本地名辞書」もまた布引滝をあげ、葺合ふきあい村・小野浜おのはま(明治二二年成立)の地とほぼ同地域を比定している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む