布施現之助(読み)フセ ゲンノスケ

20世紀日本人名事典 「布施現之助」の解説

布施 現之助
フセ ゲンノスケ

明治〜昭和期の解剖学者 東北帝大医学部教授。



生年
明治13(1880)年1月24日

没年
昭和21(1946)年12月12日

出生地
北海道小樽市

学歴〔年〕
東京帝大医科大学〔明治38年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔大正3年〕

主な受賞名〔年〕
帝国学士院恩賜賞〔大正10年〕「脳幹の解剖学的研究」

経歴
明治40年ドイツ留学、44年帰国して新潟医学専門学校教授となり、大正2年ドイツ再留学。4年東北帝大医学部教授兼同大付属医専教授、14年医学部長。昭和3年欧州視察、16年依願退官。19年帝国学士院会員。脳の微細構造の研究に専心著書「人脳の顕微鏡的解剖図譜〈1〉延髄」は国外でも著名、東北大解剖学研究室業績集に46編の論文掲載。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「布施現之助」の解説

布施現之助 ふせ-げんのすけ

1880-1946 明治-昭和時代の解剖学者。
明治13年1月24日生まれ。新潟医専教授をへて,大正4年東北帝大教授となる。10年脳幹の解剖学的研究により学士院恩賜賞。「Fuse氏束」の記載で国際的に知られる。昭和21年12月12日死去。67歳。北海道出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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