帖然(読み)ちょうぜん

精選版 日本国語大辞典 「帖然」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ぜんテフ‥【帖然・怗然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 心が安らかで落ち着いているさま。おだやかなさま。
    1. [初出の実例]「唯寂・唯寞怗然楽」(出典:雑談集(1305)五)
    2. 「民の力を以て民の命を養ひ、帖然として変動する勿らしむ」(出典:匏菴十種(1869)〈栗本鋤雲〉暁窓追録)
    3. [その他の文献]〔隋書‐河間王弘伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「帖然」の読み・字形・画数・意味

【帖然】ちようぜん

安らか。

字通「帖」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android