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じょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


じょう

日本の雅楽用語。 (1) 楽式に関する用語。楽曲全体を一帖といい,反復して奏する場合二帖,三帖…という。各帖の長さは変らないが,旋律は同じ場合と多少異なる場合がある。唐楽において特に舞を伴って演奏するとき楽曲を反復することが多い。 (2) リズムに関する用語。拍節の明確でないリズム。神楽朗詠など声楽曲のリズムを説明するときに「帖の曲」のように使用された。

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デジタル大辞泉の解説

じょう〔デフ〕【×帖】

[名]折り本。折り手(で)本。また、屏風(びょうぶ)など折り本ふうに仕立てたもの。
[接尾]助数詞。
折り本・屏風・盾(たて)や僧の袈裟(けさ)などを数えるのに用いる。「宇治十
幕を二張りずつまとめて数えるのに用いる。「天幕五
紙・海苔(のり)などをひとまとめにして数えるのに用いる。美濃(みの)紙は48枚、半紙は20枚、ちり紙は100枚、海苔は10枚を1帖とする。
畳(じょう)」に同じ。「六間」

じょう【帖】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ジョウ(デフ)(慣) チョウ(テフ)(漢)
〈ジョウ〉
帳面。冊子。「画帖
習字の手本。折り本。「帖子法帖墨帖
〈チョウ〉帳面。「手帖

ちょう【帖】[漢字項目]

じょう

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百科事典マイペディアの解説

帖【じょう】

紙,海苔(のり)などの枚数を数える語。半紙は20枚,美濃(みの)紙,奉書は48枚,泉貨紙西の内紙は50枚,海苔は10枚を1帖とする。

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大辞林 第三版の解説

じょう【帖】

[1] ( 名 )
折り本。折手本おりでほん
屛風びようぶ
( 接尾 )
助数詞。
紙や海苔のりを数えるのに用いる。美濃紙五〇枚(大正以前は四八枚)、半紙二〇枚、ちり紙一〇〇枚、海苔一〇枚で、それぞれ一帖。
たたみを数えるのに用いる。畳じよう
折り本を数えるのに用いる。 「五十四-の長編」
屛風や盾たてを数えるのに用いる。
幕を二張りずつ一まとめにして数えるのに用いる。
雅楽で、楽章の遍数を数えるのに用いる。 「蘇合の五-/増鏡 老のなみ

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図書館情報学用語辞典の解説

(1)帖装の本の意味で,折本と同義.(2)折本仕立の本を数える用語.(3)紙を一定の枚数にまとめて数える単位.半紙は20枚,美濃紙,奉書は48枚をそれぞれ1帖という.

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世界大百科事典内のの言及

【手形】より

…明,清の銭鋪(せんぽ),銭荘,銀号などの両替業は,預金貸出しや銭票,銀票を発行する銀行業務を行ったが,こうした銭票,銀票も約束手形に含めることができる。このほか,唐代には帖とよぶ小切手が流通し,振出人,受取人,支払人,金額,年月が紙面に記入され,サインを備えていた。こうした支払証券は宋以後各種商店でよく用いられた。…

【畳】より

…〈畳〉の本来の意味は重ねて積み上げることで,古代には薦(こも)や筵(むしろ)を重ね敷きにすることをさしていた。8世紀には何枚かの薦や筵を縫い合わせて布で縁取りしたものがつくられ,畳あるいは帖(ちよう)と呼ばれた。《延喜式》には朝廷で使われた畳の規格が書かれているが,長帖,短帖,狭帖など,長さ10mから1.2m,幅1.35mから1.08mの間でさまざまな形のものがあり,厚畳と,厚さがその半分の薄畳があった。…

※「帖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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