帯取(読み)おびとり

精選版 日本国語大辞典 「帯取」の意味・読み・例文・類語

おび‐とり【帯取】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 刀の鞘(さや)足金物(あしかなもの)に通して腰にゆわえる部分の名。
    1. [初出の実例]「 唐韻云〈宅蒦二音 下音又護 於比度利〉佩刀把中皮也」(出典:十巻本和名抄(934頃)五)
    2. 「燈白く掻立(かきたて)て、障子細目に開(あけ)て、太刀の帯取(ヲビトリ)五寸計(ばかり)引残せり」(出典:源平盛衰記(14C前)二〇)
  3. おびとり(帯取)の緒」また「おびとりがわ(帯取革)」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android