帰付(読み)キフ

精選版 日本国語大辞典 「帰付」の意味・読み・例文・類語

き‐ふ【帰付】

  1. 〘 名詞 〙
  2. つき従うこと。
    1. [初出の実例]「身を宗廟の氏族に帰附して、名を八幡太郎と号せしより」(出典:平家物語(13C前)七)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐鄧禹伝〕
  3. 所領などを、もとの持ち主にかえすこと。
    1. [初出の実例]「往古のごとく神領を帰付し玉へば神子社人是を悦びあへり」(出典:大内義隆記(1552頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android