精選版 日本国語大辞典 「常磐・常盤」の意味・読み・例文・類語
ときわ ときは【常磐・常盤】
[1] 〘名〙 (形動) (「とこいわ」の変化した語)
※万葉(8C後)六・九二二「皆人のいのちも吾もみ吉野の滝の床磐(ときは)の常ならぬかも」
※万葉(8C後)二〇・四五〇一「八千種(くさ)の花はうつろふ等伎波(トキハ)なる松のさ枝をわれは結ばな」
③ あてのないこと。めやすのないこと。また、そのさま。
[2] (常盤)
[一] (左大臣源常(みなもとのときわ)の山荘があったところから) 京都市右京区中部の地名。双ケ岡(ならびがおか)の南西方にあたる。常盤の里。
[二] 「ときわごぜん(常盤御前)」の略。
※雑俳・柳多留‐八(1773)「よし朝ははだかときわはうづみ着る」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報