幌萌村(読み)ほろもえむら

日本歴史地名大系 「幌萌村」の解説

幌萌村
ほろもえむら

[現在地名]室蘭市幌萌町・香川町かがわちよう陣屋町じんやまち三―四丁目

明治六年(一八七三)から同一五年二月までの室蘭郡の村。室蘭郡の陸地側中央に位置し、東は輪西わにし村、西は鼈龍田べきりゆうだ村に接し、南は室蘭湾に臨む。近世ホロモエとよばれた。明治三年に仙台藩角田領の家臣一戸が入植したが、開拓はあまり進まなかった(新室蘭市史)。同六年九月の「胆振国地誌提要」などに村名はみえないが、同年一二月七日付の室蘭村・幌萌村など七ヵ村副戸長に泉忠広を任命するとの発令があり、地名としての幌萌村が登場した(前掲市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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