幕引(読み)まくひき

精選版 日本国語大辞典 「幕引」の意味・読み・例文・類語

まく‐ひき【幕引】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 芝居などで幕を開閉する役目の者。
    1. [初出の実例]「まく引はへんてつもなく見知られる」(出典:雑俳・柳多留‐五(1770))
  3. 転じて、いろいろの便宜をはかってとりもつ者。
    1. [初出の実例]「私も幕引(マクヒキ)とほか思はれませんわな」(出典人情本・恋の若竹(1833‐39)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android