幕際(読み)マクギワ

デジタル大辞泉 「幕際」の意味・読み・例文・類語

まく‐ぎわ〔‐ぎは〕【幕際】

能舞台で、橋懸かりまたは鏡の間の揚げ幕に接する所。
芝居などで、幕が下りようとしている時。終演間際。

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精選版 日本国語大辞典 「幕際」の意味・読み・例文・類語

まく‐ぎわ‥ぎは【幕際】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 能舞台の橋掛り揚幕(あげまく)に接する所。また、鏡の間(ま)のうち揚幕に接する所。
    1. [初出の実例]「幕際の習。一女の類は、まくぎはより五尺程も隔て、出で候。深き上臈ほど、まくぎはを隔つべし」(出典:八帖花伝書(1573‐92)五)
  3. 芝居などで、幕になろうとする時。終演まぎわ。
    1. [初出の実例]「先づ幕際(マクギワ)せりふをお聞きなされい」(出典:歌舞伎・毛抜(日本古典全書所収)(1742))

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普及版 字通 「幕際」の読み・字形・画数・意味

【幕際】ばくさい

鏡の間。

字通「幕」の項目を見る

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