幕電(読み)マクデン

デジタル大辞泉 「幕電」の意味・読み・例文・類語

まく‐でん【幕電】

電光一種遠雷により、夜空一部が明るく見える現象。また、雲内放電により、電光は雲に隠れて雲全体が光って見える現象。

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精選版 日本国語大辞典 「幕電」の意味・読み・例文・類語

まく‐でん【幕電】

  1. 〘 名詞 〙 遠方で活動している雷の稲妻を受けて雲全体が光る現象。稲妻自体は雲にさえぎられて見えない。〔日本家庭大百科事彙(1927‐31)〕

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世界大百科事典(旧版)内の幕電の言及

【雷】より

…背の低い冬の雷雲では,上部の正電荷と地表との間で放電を起こす落雷もしばしば発生する。雲放電の場合は厚い雲にさえぎられて放電路を直視できない場合が多く,夜間では雲全体が明るく輝くのが見られ,これを幕電という。落雷の場合は雲底下に現れる放電路を直視することができる。…

※「幕電」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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