幢幢(読み)トウトウ

デジタル大辞泉 「幢幢」の意味・読み・例文・類語

とう‐とう〔タウタウ〕【××幢】

[ト・タル][文][形動タリ]炎などが揺れ動くさま。
満目紫焔―として」〈蘆花自然と人生

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精選版 日本国語大辞典 「幢幢」の意味・読み・例文・類語

とう‐とうタウタウ【幢幢】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 樹木が高く、びっしりと繁っておおいかぶさるさま。
    1. [初出の実例]「一株の巨松あり、幢々として偃蓋をなし」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
  3. ゆれて不定であるさま。ちらつくさま。また、まわるさま。回転するさま。
    1. [初出の実例]「仏前香烟靄々。瑠璃燈の影幢幢(タウタウ)(〈注〉チラツク)」(出典:通俗酔菩堤全伝(1759)一)
    2. [その他の文献]〔魏志‐管輅伝〕

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