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平和喪失 へいわそうしつ Friedlosigkeit

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

平和喪失
へいわそうしつ
Friedlosigkeit

中世ゲルマン社会における最も重い刑事制裁。犯罪人をジッペが保障してきた法律の保護の外に放逐するというもの。人民や国家自体の法益を侵害した場合,破廉恥罪のような不名誉な心情にいでたる犯行の場合,犯人は平和喪失者となり,同時に法喪失者となった。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典内の平和喪失の言及

【刑罰】より

…しかし,たとえば,ゲルマン古法中では,次の2群の行為は例外的扱いを受ける。すなわち,国家的共同体の存立を脅かす行為と〈不名誉な心情の発露行為〉であって,その行為者は,共同体が保障する平和の剝奪(平和喪失Friedlosigkeit)をもって罰せられて,共同体全成員が殺害義務を負うという総手的処刑の形態(アハトAcht=迫害とよばれる)がとられる。このほか,現行犯の場合に限り,特別の手続のもとに即時的殺害が許される。…

【賤民】より


[ヨーロッパ]
 ヨーロッパにおける賤民の系譜は,古代世界を別にすれば,初期中世の〈人間狼(人狼)Werwolf〉までさかのぼることができる。人間狼とは,氏族団体(ジッペ)の平和を乱す夜間の殺人,放火などを犯した人間が,氏族団体から追放されるとき(平和喪失)に呼ばれた名称である。平和喪失を宣告された者は死者とみなされ,その妻は未亡人,子は孤児とされる。…

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