平和決議(読み)へいわけつぎ(その他表記)Friedensresolution

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「平和決議」の意味・わかりやすい解説

平和決議
へいわけつぎ
Friedensresolution

第1次世界大戦中の 1917年7月 19日ドイツ議会で社会民主党進歩人民党中央党,国民自由党左派などが「妥協の平和」を求めて行なった決議。同年4月アメリカが参戦し,戦局は必ずしもドイツに有利ではなかったので劣勢となる前に平和を実現しようとしたもの。この平和決議は大戦後,ベルサイユ体制に不満をもつドイツ国民に「背後の一突」という主張根拠を与えることとなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 背後

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む