平均人(読み)へいきんじん(その他表記)homme moyen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「平均人」の意味・わかりやすい解説

平均人
へいきんじん
homme moyen

ベルギーの統計学者 L.ケトレが想定した人間の型。彼は確率論基礎にして,人間そのものと社会生活のあらゆる側面について系統的な集団観察を行い,観測値の平均が真値の近似値となるように,観察の平均値から一定時期における人間の典型的性質をそなえた「平均人」を導き出した。社会生活の構造的,歴史的な把握には欠けるが,近代統計学に対する社会的な関心を喚起した概念

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世界大百科事典(旧版)内の平均人の言及

【数理統計学】より

…また国勢調査を手がけたり,第1回の国際統計学会を組織するなど統計学の多方面で活躍した。彼のもっていた〈平均人〉という概念は,人々のもつ各種の標識の測定値が正規分布に従って平均値のまわりに分布すると考え,その平均値をもつものを指していた。そのような考え方は母集団の概念を導入するうえで役だったのである。…

※「平均人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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