平均輸出性向(読み)へいきんゆしゅつせいこう(その他表記)average propensity to export

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「平均輸出性向」の意味・わかりやすい解説

平均輸出性向
へいきんゆしゅつせいこう
average propensity to export

一国経済がどれだけ輸出に依存しているかを示す指標で,輸出金額の国民総生産 (あるいは国民所得) に対する比率で表わす。たとえばアメリカは国内の資源が豊かであるため平均輸出性向は 10%程度となっている。これに対してヨーロッパ連合 EU加盟諸国では,国内資源が少く域内での水平分業が盛んであるため,20%前後の数値を示す国が多い。日本は国内資源は少いものの,国内市場が巨大で,かつ EU諸国のように近隣に水平分業を行いうる諸国も少いため,平均輸出性向は 15%程度となっている。

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