平湯村(読み)ひらゆむら

日本歴史地名大系 「平湯村」の解説

平湯村
ひらゆむら

[現在地名]上宝村平湯

高原たかはら川最上部にある。慶長一〇年(一六〇五)の飛騨国郷帳では吉野よしの郷に属し、高九石余、畑ばかりで物成四石余とある。元禄検地反歩帳によると、高原郷に属し、高一〇石余、田二町二反余・畑二町五反余で、うち六畝余は銀山分。「飛騨国中案内」では免三割三分三厘五毛、家数二一はみな百姓。天明八年(一七八八)村明細帳によれば、田一〇石余・畑六石余、うち新田高九石余、反別田三町九反余・畑四町七反余、家数二一、男三二・女三二、牛三、口留番所一、威鉄砲一、温泉湯坪二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android