日本歴史地名大系 「平野寺村」の解説 平野寺村ひらのじむら 大分県:大野郡大野町平野寺村[現在地名]大野町酒井寺(さかいじ) 平岡(ひらおか)門前(もんぜん)村の北、酒井寺川上流域にある。天正一五年(一五八七)九月二五日の原鎮元等連署打渡状(竹中家文書)に「平野寺」とみえ、清田治部入道跡奥大野二三〇貫のうち同所「さゝい河内」の田一段(六文目)などが竹中宮内少輔に打渡されている。正保郷帳に村名がみえ、田高四三石余・畑高一四石余、一万田(いちまんだ)郷に属し、茅山有と注記される。旧高旧領取調帳では高四四石余。安永七年(一七七八)には酒井寺組に属した(大庄屋・小庄屋・横目一覧「農民一揆」所収)。元文五年(一七四〇)には神角(じんかく)寺(現朝地町)の寺領五石の下地は鳥屋(とや)村(現同上)から当村に移された(大野町史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by