幸稲荷神社(読み)さいわいいなりじんじや

日本歴史地名大系 「幸稲荷神社」の解説

幸稲荷神社
さいわいいなりじんじや

[現在地名]鹿角市花輪 稲荷川原

福士ふくし川中流にあり、祭神は豊受姫命・猿田彦命・天受女命。旧郷社。寛政(一七八九―一八〇一)頃の「邦内郷村志」に「稲荷 社領五石 在東方」とみえる。

「鹿角郡由来記」の「鹿角郡鎮守稲荷之事」に「鹿角郡内裏之御領之時四十二館之侍とも(中略)稲荷之御幣四十三本被下置銘々壱本宛御幣越頂戴して領知に奉祝参り壱本の御幣ハ境目に可被指置」とみえ、中世末期にはあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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