幼・幼児(読み)おさない

精選版 日本国語大辞典 「幼・幼児」の意味・読み・例文・類語

おさ‐ない をさ‥【幼・幼児】

〘名〙 年のゆかない者。幼い者。子供。ようじ。江戸時代には女房詞としても用いられた。
義経記(室町中か)一「成人子どもをばひき具して、おさないたちをば都に棄ててぞ落ちられける」

おさあい をさあい【幼・幼児】

〘名〙 「おさない(幼)」の変化した語。語り物、御伽草子などに使われることが多い。
※御伽草子・唐糸草子(室町末)「おさあひの心にさへ、親の御恩をおぼしめす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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