幼形進化(読み)ようけいしんか(その他表記)paedomorphosis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「幼形進化」の意味・わかりやすい解説

幼形進化
ようけいしんか
paedomorphosis

成体進化に対する語。個体発生と系統発生の関係を考える場合に,形質変化が,胚期や幼生期などの未成期からすでに始ることをいう。 G.ド・ベーアは祖先と子孫との間での形質発現の差を,発現時期に注目して8型に区別したが,その一部分で,未成の時期にすでに変化が生じて成体期に向って差の大きくなるもの (たとえば内臓嚢は,魚類で鰓裂となるべきものが,哺乳類その他では胸腺,エウスタキオ管などに変化していく) や,幼形のまま性的成熟が進むので,古い生物の成体形が一生涯のうちから失われてしまう場合 (脊索動物は棘皮動物の幼形をとどめているという) がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

最新 地学事典 「幼形進化」の解説

ようけいしんか
幼形進化

⇒ ネオテニー

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

1 イソオウギガニ科のカニ。浅海にすみ、甲は丸みのある四角形で、甲幅13センチくらい。全体に黄褐色。甲の縁と脚に太いとげが多数ある。本州中部以南に産し、食用。2 ズワイガニの別名。鳥取・島根地方でいう...

松葉蟹の用語解説を読む