庁村(読み)ちようむら

日本歴史地名大系 「庁村」の解説

庁村
ちようむら

[現在地名]国府町庁

町屋まちや村の南に位置する。村名は律令時代の国庁にちなむという。もとは丁村と記したが、元禄一四年(一七〇一)庁村に改めている(「変地其外相改目録」県立博物館蔵)。拝領高は三三〇石余、本免は六ツ四分。吉田氏・佐々木氏・本木氏の給地があった(給人所付帳)。「因幡志」によれば家数一五。天保一五年(一八四四)の家数一〇、作人一六・出奉公人一三、牛五(「作人帳」井上家文書など)。弘化四年(一八四七)の上構下札略写(県立図書館蔵)では朱高三六〇石余(うち畑高一二石余)で、年開二六石余を加えた都合高は三八七石余。物成高は二四五石余(ただし加損米四九石余)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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