広島かき(読み)ひろしまかき

事典 日本の地域ブランド・名産品 「広島かき」の解説

広島かき[水産]
ひろしまかき

中国地方、広島県の地域ブランド。
広島県は全国生産のおよそ半分を占める牡蠣の産地。広島かきの養殖は、天文年間(1532年〜1554年)に安芸国で日本初の養殖法が考案されたとする説や、寛永年間(1624年〜1644年)に仁保村渕崎(現・広島市南区仁保)の吉和屋平次郎が石蒔養殖からひび建養殖法を開発したとする説などがある。広島かきは、殻のわりに中身が大きく、濃厚な味わいとまろやかな風味が特徴。安全対策には特に力を入れ、広島県が独自に定めた厳しい基準をクリアした高品質なものだけが流通する。2007(平成19)年10月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5085940号。地域団体商標の権利者は、広島県漁業協同組合連合会。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「広島かき」の解説

広島かき

広島県産のカキ。全国生産量の約半数を占める同県の特産品。地域団体商標。

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