広縁(読み)ヒロエン

デジタル大辞泉 「広縁」の意味・読み・例文・類語

ひろ‐えん【広縁】

幅の広い縁側
広庇ひろびさし」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「広縁」の意味・読み・例文・類語

ひろ‐えん【広縁・広椽】

  1. 〘 名詞 〙 座敷外側に添えた幅広の縁側。
    1. [初出の実例]「馬よりおり、ひろゑんにあがる」(出典:曾我物語(南北朝頃)五)

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リフォーム用語集 「広縁」の解説

広縁

幅の広い縁側の総称

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世界大百科事典(旧版)内の広縁の言及

【廊下】より

…室町時代に入ると,貴族住宅の配置は複雑化するが,そこでは建物をつなぐ簡単な構造の廊下は,もはや廊や渡殿と呼ばずに釣屋(つりや)と呼んでいる。 建物内部の廊下が著しく発達したのは桃山・江戸時代の将軍や大名等の邸宅で,建物を相互に結ぶ廊下のほか,客座敷の外側をとりまくように設けられた畳敷きの廊下(広縁,入側(いりがわ)と呼ぶことがある)や,片側や両側に多くの部屋を並べた廊下などが用いられた。江戸時代の農家・町家や,中・下級の武士住宅には廊下はほとんど見られないが,江戸時代末期には,家の二方あるいは三方に連続した縁側を設けて,便所や風呂場への通路に用いるものが現れ,廊下に似た機能をもつようになる。…

※「広縁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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