広西村(読み)ひろせむら

日本歴史地名大系 「広西村」の解説

広西村
ひろせむら

[現在地名]国府町広西

法花寺ほつけじ村の南東ふくろ川中流左岸段丘上に位置する。「和名抄」東急本に載る法美ほうみ広西郷の遺称地とされる。暦応三年(一三四〇)一一月二四日の足利尊氏安堵状写(吉見家譜)によれば「因幡国味野広瀬両郷」が吉見右兵衛権佐に安堵されている。永正一〇年(一五一三)六月一〇日には「府中広瀬」のうち龍口の跡が北河与三左衛門尉に給分として与えられている(「山名豊頼宛行状」北川家文書)。天正五年(一五七七)一二月二一日、姫地玄蕃允が広西郷のうち抜並給一町六段・彦右衛門分六段および地福寺分一町などを、岡垣与三兵衛が同郷のうち散田分をそれぞれ毛利豊元から与えられている(「毛利豊元宛行状」因幡民談記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android