広言・荒言(読み)こうげん

精選版 日本国語大辞典 「広言・荒言」の意味・読み・例文・類語

こう‐げん クヮウ‥【広言・荒言】

〘名〙 他をはばからず、えらそうなことを言うこと。大げさなことを言うこと。大言放言
吾妻鏡‐正治二年(1200)二月六日「宗政雖荒言悪口之者。不返答云々」
古今著聞集(1254)一六「かやうの荒言はよくよくひかふべき事なり」
[語誌]表記は「荒言」がまず現われ、「広言」の例は、やや遅れる。ともに漢籍には見出しがたいところから、この語の成立は、和語「あら(き)こと(ば)」に漢字「荒」「言」を当て、音読したことによるものかと思われる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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