広馬場町(読み)ひろばばまち

日本歴史地名大系 「広馬場町」の解説

広馬場町
ひろばばまち

[現在地名]長崎市籠町(かごまち)・館内町(かんないまち)・十人町(じゆうにんまち)

新地(しんち)町の東にある。もとは長崎村十善寺(じゆうぜんじ)郷のうちで、文久三年(一八六三)外国人居留地として造成され、敷地は一千九一六坪(長崎市史)。一八六一年(文久元年)公使オールコック宛イギリス領事マイバーグ報告によれば、中国ギルド(唐人屋敷)に近い広馬場という町はおもにアメリカ人が居住したが、多数の中国人が使用人として雇われているという。しかしこれは名目的で、実際はこれら中国人は謝礼を払うことで外国領事の保護を受け、使用している倉庫・住居の地代を支払い、そのうえで密貿易あるいは有利な条件の貿易を行っていたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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