庄厳城跡(読み)しようげんじようあと

日本歴史地名大系 「庄厳城跡」の解説

庄厳城跡
しようげんじようあと

[現在地名]朝日村笹平

長津ながつ川右岸の標高約二四〇メートルのしろ山にある。笹平ささだいら城ともよばれる。L字形に伸びる山稜堀切によって五区画に分けられ、西から二番目が中心郭、東から二番目と西端の郭が規模が大きい。縦堀・腰郭・櫓台・橋台・投石陣地などが残る。永禄一一年(一五六八)八月一二日の上杉輝虎書状(歴代古案)によれば武田信玄の越後侵攻に備え、「庄厳・下渡島」の守りを堅固にするよう行方六右衛門・直江大和守宛に命ぜられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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