庄方用水(読み)しようかたようすい

日本歴史地名大系 「庄方用水」の解説

庄方用水
しようかたようすい

十七じゆうしちヶ用水の分水の一つで、京田きようでん村地内で国方くにかた用水と分れ、瑞龍ずいりゆう寺門前より大工だいく町・白銀しろがね町へ出て、御馬出おんまだし町の枡形の下より片原横かたはらよこ町・片原町を経て源平板屋げんぺいいたや町で東西に分れ、懸開発かけかいほつ村・開発村・米島よねじま村・鷲北新わしきたしん村・湶分あわらぶんへと流れる。用水水当高は三千六七石、分木口幅八尺一寸余であった(文政一一年「十七ヶ用水取分け絵図」高樹文庫)。町の中を通るため江幅が狭められ、元禄三年(一六九〇)に江幅相改杭打申覚(越中古文書)が作成され「山口喜右衛門殿屋敷より拾壱間下り、弐間壱尺七寸、超願寺角より十一間下 壱間五尺六寸、御奉行様へいの角 弐間壱尺、分木より東方江幅 分木より八間さがり八尺四寸 坂ノ下方江幅六尺 風呂屋甚右衛門腰 八尺壱寸」等と定められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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