庇の車(読み)ヒサシノクルマ

精選版 日本国語大辞典 「庇の車」の意味・読み・例文・類語

ひさし【庇】 の 車(くるま)

  1. 屋形出入口に庇をつけた車。あじろびさしのくるま。ひさしざしいとげのくるま。ひさしぐるま。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「ひさしの御車にてひさしなき糸毛三つ、黄金づくり六つ、ただのびらう毛廿、網代二」(出典:源氏物語(1001‐14頃)宿木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android