デジタル大辞泉 「網代庇の車」の意味・読み・例文・類語 あじろびさし‐の‐くるま【▽網代×庇の車】 唐破風からはふ造りの屋根と庇をつけた網代車。親王・摂関・大臣・大将などの乗用。ひさしのくるま。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「網代庇の車」の意味・読み・例文・類語 あじろびさし‐の‐くるま【網代庇車・網代廂車】 〘 名詞 〙 牛車(ぎっしゃ)の一つ。唐破風(からはふ)造りで庇(ひさし)をつけた網代車。れんじ、物見をつけたものもある。中古から行なわれ、親王、摂関、大臣、大将などの乗用。上皇も内々のときに用いた。網代庇。庇車。雨眉車(あままゆのくるま)。[初出の実例]「おなじ十日、やがてきくのあじろびさしの御車たてまつりはじむ」(出典:増鏡(1368‐76頃)九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例