精選版 日本国語大辞典 「序なし」の意味・読み・例文・類語
ついで【序】 なし
- 機会がない。きっかけがない。唐突である。突然だ。
- [初出の実例]「女御の君の御はらのみこも、又御めもなくて、あて宮をとおぼせど、ついでなくてえきこえ給はぬを」(出典:宇津保物語(970‐999頃)藤原君)
- 「法師になさんとせしことのかなはぬに、不孝といひしを、ついでなくして、何となく、月日をかさねしばかりなり」(出典:曾我物語(南北朝頃)一〇)
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...