座形(読み)ざなり

精選版 日本国語大辞典 「座形」の意味・読み・例文・類語

ざ‐なり【座形】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 座席順序。ざなみ。
  3. 座席を動かずそのままであること。
  4. いいかげんに物事をすること。その場の都合でいいかげんなことを言うこと。また、そのことば。おざなり。
    1. [初出の実例]「おやぢ様は中中御気力がつようござると座成(ザナリ)にいへば、おやぢ悦び」(出典浮世草子浮世親仁形気(1720)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android